こんにちは
浜町リッツ整骨院の堀です!
「ストレッチを入念にやっても、ここの硬さと股関節の詰まりが取れなくて…」
60代の女性、ダンスのインストラクター。
プロとして身体を使っている彼女でも解消できない、ふくらはぎから股関節にかけての根深い硬直。
これは筋肉の問題というより、配管(血管)の詰まりが原因でした。
【リッツの臨床ノート Vol.72】
カテゴリー:アスリート整体
テーマ:30秒の「陰圧」操作。
【患者さんの現状】
60代女性(ダンス指導者)
症状:下肢の筋硬直、股関節の可動域制限
【私の見立て】
筋肉が硬く縮こまる(攣縮)最大の原因は酸素不足です。
筋肉は力を入れる時だけでなく、実は「緩む時」にも大量の酸素(エネルギー)を使います。
つまり、酸欠になると筋肉はロックされて緩めなくなるのです。
酸素を運ぶのは動脈ですが、出口である静脈が詰まっていると、新しい血液は入ってこれません。
下水道が詰まれば、上水道も止まる。
これと同じ現象が彼女の脚で起きていました。
【施術の理論:静脈ハッキング】
動脈と静脈は構造が違います。
動脈:ゴムホース(常に丸く、強い)
静脈:消防用ホース(普段は平たく、圧がないと膨らまない)
彼女の場合、皮膚と筋肉の間にある皮下静脈がペシャンコになり、排水機能が停止していました。
そこで、物理法則を使ってポンプを再起動させました。
【手技:陽圧と陰圧】
行ったのはマッサージではありません。
陽圧(押す)
軽く圧迫します。
陰圧(引く)
ここが重要です。圧迫した状態から、皮膚を素早く浮かすように引きます。
この引く力(陰圧)によって、平たくなっていた静脈内に空間が生まれ、物理的に血液が吸い上げられます。
強制的にポンプが動くことで、古い血液が心臓へ還り、代わって酸素を含んだ新鮮な動脈血が一気に流れ込みます。
【結果】
「え、なんで? さっきまで岩みたいだったのに…」
所要時間は30秒足らず。
新鮮な酸素が供給されたことで、筋肉のロックが解除され、即座に緩みました。
結果として、連動していた股関節の詰まりも消失しました。
【まとめ】
筋肉を揉むのではなく、血流の物理法則を操作する。
これが「解剖学的ハッキング」です。
なかなか取れない身体の硬さは、筋肉そのものではなく、流れる仕組みが壊れているだけかもしれません。
そのポンプ、私が再起動させます。
