こんにちは
浜町リッツ整骨院の堀です!
春から強豪大学へ進む高校3年生。
新しい環境での「壁」に直面した、若きランナーの来院でした。
【リッツの臨床ノート Vol.60】
カテゴリー:アスリート整体
テーマ:仙結節靭帯と、身体のブレーキ。
【患者さんのお悩み ♂️】
高校3年生・男子(駅伝部)
「大学の練習に参加し始めたんですが、先輩たちのレベルが高すぎて…」
「ついていくのに必死で、フォームが崩れて腰が落ちてしまいます」
地元の高校ではトップ選手。
しかし、大学という新しいステージの洗礼を受け、焦りから身体が強張り、余計に動きが悪くなる悪循環に陥っていました。
【私の考察 】
「骨盤を立てて走りたいのに、できない」
本人は筋力不足やスランプを疑っていましたが、触診すると原因は明確でした。
骨盤の深層にある「仙結節靭帯(せんけっせつじんたい)」の硬化です。
長年の負荷に加え、環境変化による緊張で、この靭帯がガチガチに固まっていました。
ここがロックされると、構造上、骨盤は前に傾くことができず、後ろに引っ張られてしまいます。
【当院でのアプローチ ✅】
まずは精神論ではなく、解剖学的な制限を取り除くことに集中しました。
深層のリリース: 通常のケアでは届かない、骨盤の奥にある仙結節靭帯へアプローチ。
骨盤の運動を制限している「硬いゴム」を緩めるように、癒着を丁寧に剥がしていきました。
骨盤の可動域確認: 施術後、ベッドから降りて足踏みをしてもらうと、変化はすぐに現れました。
「あ… さっきより全然、足が出ます」
劇的な言葉はありませんが、強張っていた表情が和らぎ、彼の中で「感覚」が変わったのが見て取れました。
【まとめ 】
「身体が重かったのは、気のせいじゃなかったんですね」
その安堵した様子が見られて、まずは一安心です。
物理的なブレーキは外しました。
これでようやく、先輩たちの背中を追うための「身体の準備」が整いました。
この良い感覚を、どう自信に変えていくか。
焦らせず、彼のペースに合わせて、次回のコンディショニングプランを練っていこうと思います。
