おはようございます!
浜町リッツ整骨院の堀です
『リッツの臨床ノート』、第43回をお届けします。
今回は、昨日の「今年最後の診療」で起きた、とても嬉しいエピソードをご紹介します。
諦めかけていたバレエへの情熱が、再び燃え上がった瞬間のお話です。
【リッツの臨床ノート Vol.43】
カテゴリー:バレエ整体
テーマ:もう一度、ポワントで立つために。
【患者さんのお悩み 】
40代・女性・バレエダンサー(県外から来院)
「来月の発表会が目前なのに、今月はじめにまた両ふくらはぎを痛めてしまいました」
「ルルベ(背伸び)すら痛くてできない。ポワントなんて夢のまた夢…」
「何年も病院に通い、ふくらはぎのケアは詳しいけれど、再発ばかりで心が折れそうです」
【私の考察 】
彼女は度重なる怪我の経験から、筋肉の名前や機能について非常に詳しくなられていました。
しかし、詳しくなればなるほど、意識が「ふくらはぎ(患部)」に集中しすぎていたのです。
私が注目したのは、以下の2点です。
ゴム紐の結び目(瘢痕組織): 繰り返し筋繊維に傷がついた筋肉は、修復過程で「硬いしこり」になり、まるでゴム紐の途中に固い結び目ができた状態でした。
これでは、伸ばそうとするたびに結び目の際(きわ)に負担がかかり、また傷んでしまいます。
軸の不在: 意識が足先にあるため、股関節や恥骨のアライメントが崩れ、体幹という「太い軸」で体重を支えられていませんでした。
【当院でのアプローチ ✅】
「足で踊る」から「軸で踊る」へ。身体と意識の書き換えを行いました。
土台の修正(アライメント): まず、グラグラだった仙腸関節、恥骨、股関節を調整。
下肢に対して、「一本の通った軸」を作りました。
結び目を解く(ケア): ふくらはぎの「しこり」に対しては、ラジオ波温熱療法とCBDオイルを使用。
硬くなった結び目に油を差すように、深部から柔軟性を取り戻すホームケアを徹底していただきました。
意識のシフト(運動連鎖): 「ふくらはぎで立つ」のではなく、「お尻とハムストリング(裏もも)で床を押す」感覚を指導。
末端ではなく、体幹に近い大きな筋肉を使う動きへ修正しました。
【その後の変化(リハーサル) ✨】
週2回の通院を重ねた結果、昨日のリハーサルで…
「先生、ポワントが履けました!」
「一緒に踊る仲間の背中が見えてきた。あと少し、頑張れます!」
来院当初の不安そうな表情は消え、情熱を取り戻した彼女の笑顔に、私自身も胸が熱くなりました。
【まとめ 】
患者様が元気になり、やる気を取り戻していく姿こそ、私たち治療家の最大のエネルギー源です。
お正月休み用として、「腹圧を高めたまま、内転筋と臀筋をワンユニットで使うエクササイズ」を宿題にお出ししました。
これをこなせば、来月の発表会はきっと最高の舞台になるはずです。
「もうダメかもしれない」 そう思う前に、その情熱の火を消さないための方法を、一緒に探させてください。
