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こんにちは!

こんにちは!
浜町リッツ整骨院の堀です

『リッツの臨床ノート』、第33回をお届けします。

今回はいつもの症例報告とは少し違います。
ある患者さんと、施術中に意気投合した「筋肉と感覚」のお話です。

【リッツの臨床ノート Vol.33】
カテゴリー:アスリート整体
テーマ:筋肉の罠。「脱力」こそ最強の技術。

【ストイックな競技者との会話】

40代後半・男性(消防士・短距離走者)

学生時代はライフセービングで活躍された、生粋のアスリートです。

トレーニング理論に造詣が深く、身体に対する意識も非常に高い。
52歳のいちテニス愛好家である私にとって、彼との会話はいつも刺激的で、良い学びの時間になっています。

【今日の議題:アウターマッスルは必要か? ️】
施術中、二人の意見がピタリと重なる瞬間がありました。
それは、「表面の大きな筋肉(アウターマッスル)に頼りすぎることの弊害」についてです。

もちろん、パワーには不可欠な筋肉です。
しかし、こればかり鍛えて「鎧」にしてしまうと、身体は重くなり、しなやかな動きが損なわれます。
特に私たちのようなオーバー40の世代にとって、それはケガやフォームの乱れを招くリスクにもなります。

【私のトレーニング論 】
私もテニスをする上で、あえて大きな筋肉のトレーニングは制限し、以下の3点を重視しています。

✅非日常のストレッチ 日常動作では使わない方向へ関節を動かし、可動域の「余白」を広げておくこと。

✅丹田呼吸法 吸うことより「吐く息(呼気)」を意識して腹圧を高め、体幹を内側から安定させること。

✅連動の再教育 手足の筋肉で動くのではなく、「手足は体幹から生えている」という感覚を磨き、中心からの連動性を高めること。

【共有できた「感覚」 ✨】
この話をすると、彼は深く頷き、こう言いました。
「結局、究極のパフォーマンスは『脱力』に行き着くんですよね」

多くの人は「力を抜け」と言われると、「力を使って、力を抜こう」としてしまいます。
これでは抜けません。 本当に必要なのは、 「骨格(インナー)を軸にして立ち、表面(アウター)はリラックスさせておく」こと。
そして、インパクトの一瞬だけ出力する。

種目は違えど、目指している「身体の境地」は全く同じでした。

【編集後記 】
今日は運動指導というより、お互いのトレーニング哲学の答え合わせのような時間でした。

「そうそう、それだよね」 言葉にしにくい身体の感覚を、こうして共有できる患者さんがいること。
治療家として、また一人のスポーツ愛好家として、とても嬉しく、豊かな時間でした。