こんにちは!
浜町リッツ整骨院の堀です
『リッツの臨床ノート』、第32回をお届けします。
今回は、【介護予防整体】でのお話しです。
「転ばないように」と頑張っている方ほど陥りやすい、危険な勘違いについて。
【リッツの臨床ノート Vol.32】
カテゴリー:介護予防整体
テーマ:転倒予防。「足を上げよう」は、逆に危ない。
【患者さんのお悩み 】
70代・女性
「転ばないように、もっと足を上げる運動をした方がいいでしょうか?」
すでに当院の運動療法を習得されていますが、さらに強化したいという素晴らしい向上心をお持ちの方です。
【私の回答(意外なアドバイス) 】
私はこう答えました。
「運動は今のままで十分です。これ以上、無理に足を上げようとしないでください」
【解説:なぜ「足を上げる」と危ないのか? 】
「つまづかないように足を上げなきゃ」と意識すると、人はどうしても足元を見ます。
目線が下がる ➡︎ 頭が前に落ちる。
お尻が出る ➡︎ バランスを取ろうとして腰が引ける。
逆に足が上がらない ➡︎ 骨盤が寝てしまうため、頑張っているつもりでも足は地面スレスレを通過します。
この「へっぴり腰」こそが、何もない場所でつまづく原因になります。
【リッツ流・転倒予防の極意 ✅】
私は、全く逆のアドバイスをしました。
「目線を上げて、つま先さえ上がっていれば、かかとは地面を引きずってもいいですよ」
目線を上げる: 自然と骨盤が立ち、足が前に出る条件が整います。
つま先を上げる: つま先さえ上を向いていれば、もし段差があっても足の裏が当たるだけ。
転ぶことはありません。(転倒は、下がったつま先が引っかかることで起きます)
【本日のご様子 ✨】
「かかとは引きずってもいい」 そうお伝えすると、張り詰めていた緊張が解けたように、納得されていました。
杖をついていても、大切なのは筋力以上に「目線の位置」です。
【まとめ 】
骨粗鬆症のお薬を飲んでいても、転んでしまえば骨折のリスクは防げません。
今日からできる一番の予防。
それは、下を見ずに「前を見る」こと。
それだけで、あなたの足はもっと安全に前に出てくれますよ。
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