こんばんは!
浜町リッツ整骨院の堀です
『リッツの臨床ノート』、第五回をお届けします。
このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。
【リッツの臨床ノート Vol.5】
テーマ:なぜ、バレエ経験者は、体育のブリッジで腰を痛めたのか?
【患者さんのお悩み ♀️】
中学生・女子
幼少期からバレエを習っており、運動能力は非常に高い。
「体育のマット運動で、倒立ブリッジをした瞬間に腰を痛めた」
「背中を反るのが怖い」
【私の考察 】
私が注目したのは、腰そのものではなく、お腹の深層筋、特に『腸腰筋』の硬さです。
しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。
「バレエ経験者で腸腰筋を使える彼女が、なぜ?」
【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 答えは、「得意な動き」と「要求される動き」のギャップにありました。
2️⃣ 倒立ブリッジは、背骨の柔軟性以上に「腹部がしなやかに伸びる」ことが不可欠です。
3️⃣ 彼女は、バレエで「腸腰筋を”使う”(=脚を上げる)」ことには長けていましたが、倒立ブリッジのように、急激かつ最大限に「”伸ばす”」という動きには慣れていませんでした。
4️⃣ 今の寒い時期、不十分な準備体操で、硬くなっていた腹部に急激な伸展ストレスがかかり、腹部が伸びない分、その力はすべて「腰椎5番」という一点に集中。
結果、関節が悲鳴をあげたのです。
【当院でのアプローチ ✅】
まず、痛み(結果)と原因(深層筋の硬さ)、その両方にアプローチしました。
骨格調整: 痛む腰椎5番だけでなく、連動する「仙腸関節」、「股関節」、そして負担が集中していた「長内転筋腱」や「内側広筋」まで、ソフトな手技で整合性を整えました️
結果の検証: この調整を行った直後、彼女に再度動いてもらうと、「あ、痛くない!」と、その場で痛みが消失したことを確認しました✨
ホームケア指導: 根本原因である「腹部の硬さ」が再発しないよう、ご自宅でできる腸腰筋のセルフケアを指導。さらに、炎症を抑え、筋膜を良い状態に保つため、CBDケアオイルの塗布も併せてお勧めしました。
【まとめ 】
このように、「得意な動き」と「要求される動き」のギャップが、怪我の”真犯人”になることは、アスリートやダンサーの臨床では非常に多くあります。
「運動神経が良いから大丈夫」という過信が、思わぬ落とし穴になることも。
体育の授業や、急な運動で身体を痛めてしまった時、その原因は「運が悪かった」からではなく、あなたの身体が発していた、事前の”SOS”を見逃していただけかもしれません。
心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談ください。
