おはようございます!
浜町リッツ整骨院の堀です
『リッツの臨床ノート』、第二回をお届けします。
このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです☝️
【リッツの臨床ノート Vol.2】
テーマ:長引く顎の「カックン」音、本当の”支点”はどこ?
【患者さんのお悩み 】
70代・女性
「長年、口を大きく開けると右顎が”カックン”と鳴る」
「食事や会話が怖くて、無意識に口を小さく開けるクセがついた」
「病院では『顎円盤の変形だから、治らない』と言われ、諦めている」
【私の考察 】
患者さんの絶望感は、痛いほど伝わってきました。
確かに、一度変形した顎円板そのものを、元に戻すのは難しいかもしれません。
しかし、私は「症状の軽減は可能だ」とお伝えしました。
なぜなら、その”カックン”音の真犯人は、変形した円板そのものではなく、全く別の場所にある可能性が非常に高いからです。
私が注目したのは、顎関節の”開口運動の支点”。
多くの方は顎そのものと考えがちですが、実はその運動の”本当の支点”は【第三頚椎(首の骨)】にあるのです。
【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 下顎(あご)は、頭蓋骨から”ぶら下がっている”構造です。その動きの土台(支点)となるのは【首(頸椎)】。
2️⃣ お話を伺うと、患者さんは食事中、いつも横にあるテレビを見るために、身体をねじるクセがありました。 3️⃣ この「日常のねじれ」が、”本当の支点”である第三頚椎のアライメント(位置)を歪ませ、結果として、顎がまっすぐ動けず「カックン」と鳴る、不正な軌道を作っていたのです。
【当院でのアプローチ ✅】
まず、私が優先したのは、”音”を消すことではありません。
顎がスムーズに動くための『機能性』を高めることです。
「ボキッ」と鳴らすような矯正ではなく、第三頚椎の”開口支点”を、非常にソフトな手技で整復️
首から背中にかけての、ガチガチに癒着した筋膜を解放し、土台(首)が安定して動ける環境を整えました。
【検証:施術後の変化 】
施術後、患者さんに口を開閉してもらうと、「あ、さっきより開きやすい」「顎へのストレス感が全然違う!」と、その場でも明確な変化を実感していただけました✨
【まとめ 】
このように、長引く症状の”真犯人”は、痛みのある場所(顎)ではなく、あなたの「日常の、無意識なクセ」や「全身の連動性」(この場合は首)に隠れています。
これは、ダンサーのしなやかな首や頭の運び、あるいはアスリートの素早い首振り動作(周辺視野の確保)にも直結します。
首という”支点”が歪んでいては、最高のパフォーマンスは発揮できません。
「もう治らない」と諦めていた、その痛みや違和感。
それは、まだ”本当の原因”に出会えていなかっただけかもしれません。
心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談ください☺️
